一応 、昔作った50MHz/SSBトランシーバが改良と云う形でまとまりました。
出力 5Wで大したことないですが、移動専門で使えば結構良いかと思います。
しか~し、不満がひとつ。
元々 Sメータが付いていた場所に 8*2の液晶画面(LCD)を取り付けて、運用周波数を表示しています。
実際に交信すると分かりますが、普段はSメータは殆ど見ません。
でも付いているモノを見ないのと、最初から付いてなくて見れないのでは・・・似て非なるもの・・・全然違う事に気づきました。
しかしマジマジとフロントパネルを見ても、Sメータを取り付けるスペースは皆無です。
此れは何とかしなくてはイケマセン。

LCDは 8*2で、上の8桁に Si5351で発振させた周波数をオフセットさせて運用周波数を表示させています。
下の8桁は「お遊び」でコールサイン等を書き込みますが、今回は此処を利用して Sメータ替わりにしてみましょう。

結局[バーコード]表示になりました。
動作原理?を下に・・・
無題SM
通常のマイナス電圧の AGC信号とは別に、絶対値は等しいプラス電圧の信号を取り出します。
書くと難しそうですが何の事はない、検波・整流してるダイオード(1N60*2)を逆向きにした回路を付け足しただけ・・・
其の信号を Si5351/LCD制御に使っている PICマイコン/12F1840のアナログ・デジタル変換(ADC)の入力ピンに入れます。
事前に電圧を測ってみましたが、PICの最大入力電圧には遠く及ばないので直接繋ぎました。
全体のプログラム(過去ブログ参照)は凄くデカイので、付け足した肝心な部分を下に・・・



赤字の部分は LCDの下の8桁に表示される「様」を決めています。
t:数値を小さくすると高感度?になる
LD(160):” ”を表示・・・つまり何も表示されない
LD(251):”<<”・・・取り合えず此れにしました

プログラム的には、常に入力電圧が変動する +AGC/INの方がメイン・ルーチンになります。
そして+ADCの入力ピンとして、カーソル移動の[<--]側を使ったので、移動は[-->]だけになりました。
もっと巧い方法があると思いますが悪しからず!

実際にアンテナを繋ぎ信号を確認している写真を・・・
DSC00040s-
DSC00044s-
当然ですが送信時はインジケータになるようにしています。

by    JA1QVM

PS: 此の手の LCDを使っている現用の無線機にも簡単に応用できるので面白そうです
パクる人は自己責任で!