前回の各周波数設定で動く基準となるプログラムを考えます。

@ T2周期の 1/2の周波数(DAC.Fs/2)のキャリア信号を作る。

@ ADC入力の低周波信号で、其のキャリア信号を変調する。

@ 其の結果はキャリア信号の両側波帯(DSB波)が得られる筈?

以上の事をアナログでやろうとすると結構大変ですが、デジタルでやるとプログラムをアレコレ操作するだけですみます。
其の何時もの怪しげなヤツを下に・・・


次にキャリア信号(W7)を作る為のデータは下に・・・


其の他の設定は過去ブログを参照して下さい。

そして ADCに 3kHzの低周波信号を入力した時の DAC出力(0x03F6)の 200kHzスパン・スペアナ画面は・・・
DSC00487s-
DACのLPFの影響を受けてUSB側のレベルが少し下りますが見事な DSB信号が確認されました。

因みにオシロで見ると・・・
DSC00488s-
レベルの違う両側波帯が同時に見えるのでコンナもんでしょう。

今回はオトナしく 3kHzの低周波信号を ADC入力としましたが、10kHz前後の SSB信号でも良い訳です。
そして他の 33FJ64で作った SSB信号を SPIのデジタル信号として取り込めば、デバイスは2個になりますが一応フルデジタルの動作になります。
実は過去に其の実験は立証済みで、かなり綺麗な SSB信号が DAC出力として取り出せました。
でも残念ながらデバイスは2個必要で・・・(最近のツインコア dsPICなら1個で OK?)
しか~し、趣味でやっているので 33FJ64GP802・1個にもう少しコダワリたいと思います。

by    JA1QVM

パクる人は自己責任で宜しく